2011年10月30日
当たり屋

テメェちょっとツラ貸せや。
こんなドラマみたいなセリフを
実際に言われるとは思いませんでしたよ。
アレは20代始めの頃ですかね。
携帯をどっちの手で持つかで喧嘩した友人と一緒に
今はすっかり様変わりした1番街の
某ゲームセンターに遊びに行きましてね。
二人仲良くクイズゲームをしてたんです。
そしたら友人の横を通りかかった金髪の
イカにもって感じのにーちゃん二人組が、
ただ座ってただけの友人にぶつかりましてね。
まぁ確かにそこまで広い場所でもなかったので、
たまたまぶつかったんだろうと思ってたら
「いっってえええええ!」
なんていきなり大声で喚きだしたじゃないですか。
僕も友人も何が起こったのかとビックリですよ。
こっちは座ってクイズゲームをしてただけですよ。
しかもぶつかってきたのはあっちの方ですよ。
なのに、なんで僕達が?なんで?なんで?
あまりの突然のことにあたふたしてたら
例の冒頭のセリフですよ。
もう何がなんだかさっぱりですよ。
そのうち「表に出ろ」なんて言い出しましてね。
幸いなことに、そのゲーセンのスタッフは
僕の知り合いだったんで、
まぁ何かあったら警察にとお願いしまして、
素直に表に出てみたんですけどね。
もう出た瞬間から金髪にーちゃん達、
絶好調に張り切る訳ですよ。
「俺が誰だが分かってんのか?」とか
「ぶつかった所がズキズキ痛む」とか
「痛い目にあいたいのかっ!?」とか
その後も人通りも多い中、
大声で散々喚き散らしましてね。
もう通行人みんな同情の目ですよ。
時に立ち止まって様子を伺う人もいたり、
こそこそ話しながら通り過ぎる人もいたり、
同情するなら助けてくれよ、
なんて思ってたら
ニヤニヤと笑いながら詰め寄ってきて、
いよいよお決まりのあのセリフですよ。
「テメェどうしてくれるんだよ!?」
どうもこうもないので、
友「当然すぐに警察に来てもらいましょうか。」
僕「その後は警察立ち会いのもと病院でしょうね。」
僕「どちらにしろ第三者には必ず入って貰います。」
・・・
男「・・・ ・・・ ・・ ・・・・ そうか。」
僕&友「納得した!(゚∇゚ ;)」
その後金髪にーちゃん達は急に無言になりましてね。
じんわりと人ごみの中にフェードアウトしていったんですが、
さすがにアレには友人とふたり腹抱えて笑いましたよ。
もしかして金髪にーちゃん達

仮免期間中だったんでしょうか?
そんな完全に忘れていた懐かしい記憶を
思い出させてくれた、この動画。
《動画》
当たり屋があたりに失敗した泣ける動画。



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