2011年11月30日
葬式で流して欲しい曲

命には必ず終わりがあるもので。
泣こうが喚こうがこの事実は変わらないわけで。
ただそれを受け入れるしかないわけで。
だからこそ生前の行いが大事なわけで。
そういう意味で僕は既に失敗してるわけで。
今からでもまだ間に合いますか?
という訳でですね。
本当は別のことを書こうかと思ってたんですが、
今朝たまたま「葬式で流して欲しい曲」
というスレを発見しましてね。
そう言えば僕も自分の葬式には
絶対にこの曲を流して欲しいと
口を酸っぱくしてかーちゃんに言ってたなぁと
思い出したんですよ。
それがこの曲。
ベートーヴェン ピアノソナタ第32番 2楽章
ベートーヴェン最後のピアノソナタ。
この曲を一言で言えば、とにかく”美しい”。
言葉で表現できない程ただただ”美しい”。
「運命」や「第九」のように
聴くものを圧倒し訴えかける音楽ではなく、
ひとりひとりの心に
そっと語りかける音楽とでも言いましょうか。
今まで歩いてきた道を振り返り、
苦しかったこと、、悲しかったこと、悲喜こもごも、
その全てを受け入れ、肯定し、浄化する。
そんな優しさがこの曲にはあります。
この世にイイ人間なんてひとりもいません。
どれだけイイ人ぶってお天道様の下を
胸を張って歩いていても、
足元には必ず影があるものです。
でもその代わり悪い人間もひとりもいません。
その影があるからこそ
生きていけるものもいます。
だからこそ最後はこの曲で見送って欲しいんです。
僕と言う人間の光と影
すべてを受け入れて肯定して欲しい。
いや僕だけの話じゃありません。
参列してくれた生きている皆さんにこそ、
誰かを許し肯定しながら
優しく生きて行って欲しいんです。
そしてそれを見届けたあと
僕は天国でゆっくりと

ネコと和解しようと思う。



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