2012年03月07日
野良猫

野良猫さん飼ってました。
今でもちょろちょろと、
飼猫なのか野良なのか判別できない猫たちが、
家の周りを我が物顔で闊歩してますが、
子供の頃は明らかに「キミは野良ですね。」
と言うキジ猫がいましてね。
一度ペットが飼ってみたかった僕は、
近くの製材所跡地で飼うことにしたんです。
当時”名犬ジョリー”が好きでよく見てたので、
犬ですらないのにジョリーと名付けられたキジ猫ジョリー。
でもこれが意外とよくなつきましてね。
学校が終わり、適当に見繕ったエサを持って行くと
どこからともなく現れて僕の足元に擦り寄ってくるんです。
その内遊び仲間たちにも知れ渡り、
みんなで交代してエサを持ち寄ることになりました。
そんなある日。
よく昼間っから酔っ払ってるオジサンがおりましてね。
そのオジサンが道路の真ん中に座って
ジョリーの頭をなでながら何やら話してるんです。
元々猫を飼ってるオジサンだったんで、
割りと人なつっこいジョリーがほっとけなかったんだろうと
みんなでほんわか気分のまま
ちょっと離れたところから様子を見てたんですが、
暫くしてそのオジサンが
突然びっくりしたように立ち上がりましてね。

オマエ、タマじゃねーな!

今頃気づいたのかよ!
ジョリーも僕達もびっくりでした。



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