2012年03月01日
虚しいです

便座が自動で開かなかったんです。
我社の誇る最新オートマチック温水便座が
ピクリともしなかったんです。
今まで僕が入る度に大きな口を開けてくれたのに。
それに折角の自動なのに
自分の手で開けないといけないなんて
虚しいじゃないですか。
ちょっと泣きそうになったんですけど、
開かないものは仕方ないので手で開けようしたんです。

コイツ、微妙に抵抗しやがる。
「自分、まだ開き時じゃないんで。」
と言わんばかりに無駄な抵抗をするんです。
でもそんなことが許せるわけないじゃないですか。
だから力任せに便座を開けて
人間の力の偉大さを魅せつけてやったんですが、
放水が始まった途端
自動で蓋が閉まり始めましてね。
それは倫理的にダメだろ。
無防備なモノに斬りかかるなんて
武士としてあり得ないだろうと。
便座のまさかの抵抗に恥ずかしながらワタクシ、
軽くパニクってしまいましてね。
しかも急に放水を止めるなんて器用な事出来ない訳ですよ。
車は急に止まれない、そういうシステムなんだから仕方ない。
じゃあ手で開けるか?とも思ったんですが、
そんなことしたら焦点が定まらなくなるじゃないですか。
オトコたるもの的を外すわけにはいかないんです。
だからと言って膝で止めるとか、
土台を動かすなんて愚の骨頂!
だったらいっその事
便座にあわせてしゃがんでくれるわーっ!
こぼれた自分のものを拭いてる時が一番虚しかったです。
(便座に突っ伏しながら)



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