2012年04月05日
プラモデルと想像力

戦車が好きでした。
どのくらい好きだったかというと、
友人にもらった戦車大百科みたいな本をぼろぼろになるまで読んで
それこそ製造年月日や製造台数を始め、
搭載設備や初めて投入された作戦名など、
書かれていたデータは全て暗記するくらいに読みまくった僕は
間違いなく、3度の飯のほうが好きです。
pia masaです。こんにちは。

だって腹が減っては戦もできないもん。
という訳で、
そんな僕はよく戦車のプラモデルを作ってました。
とは言え、基本僕は小遣いを貰ってなかったので、
買い物のお駄賃としてお釣りをもらったり、
たまに祖母から貰った100円をコツコツためて、
それを小遣い替わりにしてましてね。
ある程度貯めた小遣いを握りしめてバスに乗り、
高岡の町中にある小さなおもちゃ屋さんで
1500円の戦車のプラモデルを買うのが
何よりの楽しみだったんです。
モーター付きのリモコン操作で動く戦車。
特にドイツ軍の戦車が大好物でしてね。
キングタイガー・タイガーⅠ・パンサーと、
色んなドイツ軍戦車を組み立てては、
頃合いを見て爆竹で破壊してましたよ。

本当に儚い命でした。(他人事)
そんな楽しいプラモデルですけど、
最近のお子さんたちはあまり作らないみたいですね。
作るのが面倒なのかどうかわかりませんが、
とても残念です。
そう言えばずっと前に一度
「結局プラモデルはマニュアル通りに作るだけでしょ?」
なんて言われたこともありますがそんなことはありません。
確かに組立マニュアルを見ながらではありますが、
完成形をイメージしながら
それぞれのパーツがどういう役割と意味があり、
どういう構造で作品ができているのか。
部品ひとつ組み立てるのに、
様々な想像力を働かせながら組み立てるんです。
プラモデルというのは思っている以上に
想像力が必要なおもちゃなんですよ。
「想像力のない人が多すぎる。」
とは最近良く聞くフレーズですが、
だからこそ僕はプラモデルをオススメしたい。
プラモデルを通じて、
自分の想像したものが組み上がっていく楽しさ、
ものを作る楽しさを知って欲しいんです。
想像力は生きていく全ての原点ですから。
そしてコレだけははっきりと言えます。
子供の頃に培った沢山の想像力は、

いずれ大きく花開きます。



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