2012年01月27日
今際の際


「お前はろくな死に方をしない。」
とは僕が子供の頃によく言われた言葉でしてね。
しかも言われた回数が1回や2回じゃない所が
なんとも僕らしいんですが、
ま、確かにそうかもしれないなって思ったこともあります。
幾つかブログにも書きましたけど、
屋根から飛び降りるなんて事は日常茶飯事でしたし、
古い製材所にあった壊れかけの木造階段を度胸試しで登ってみたりとか、
橋の下にある鳩の巣の雛を見ようと、手摺を乗り越えてみたりとか、
小学校にある焼却炉の煙突を登ってみたりとか、
止む無く、本当に止む無くなんですが
真冬の川を泳いで渡ったら軽く流されてみたりとか、
なんか危険なことをやるのが自分達の使命とばかりに
色々やってましたからね。
オヤジのそんな言葉も自分なりに理解出来てましたよ。
で、最近また思うんですけど、
自分ってどんな最期を迎えるんだろうなって。
猫って死ぬ間際に姿を消すって言うじゃないですか。
死ぬ姿を誰にも見せないと聞いたことありますけど、
アレはアレで潔くてイイなぁとは思うんです。
いつも飼い主に従順な犬と違って、猫らしいなと。
でも自分だったら孤独なのは寂しいなと。
かーちゃんや大好きな仲間達に見送られて、
出来れば楽しい話でさんざん盛り上がり、
幸せを噛み締めながら最期を迎えられると
イイなぁと思うわけですよ。
それによく言うじゃないですか。
役者やミュージシャンが舞台の上で死にたいとか、
野球やサッカー選手だったらグラウンドで死にたいとか、
やっぱり人生の最期を好きなことで締めくくりたいという
当たり前の願望がそこにはあるんでしょうね。
そういう意味で言えば、

コイツはイイ最期だったんでしょうね。



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