2012年02月23日
必要性

じっと見つめ合うふたり。
もうどのくらいこうしているだろう。
お互いを求めるように視線を絡ませ
まだ触れ合ってさえもいないのに、
体にはしっとりと汗をかいていた。
ほとんど裸のふたりを遮るものは
なにもない。
ただ手を伸ばせば届きそうな静寂な距離だけが
二人の間を満たしていた。
熱い呼吸。
一筋の汗。
鼓動さえ聞こえてきそうな程の静けさの後、
気づけばふたりは抱き合っていた。
今までの静けさを打ち破るかのように、
荒く、熱く、お互いが体を預けあいながら
激しく抱きあう。
ふたりの喘ぎ声だけが空間を満たす。
そして、ゆっくりと目を閉じると
まるで熱く滾った魂を交換するかのように、
強く唇を重ねた。

相撲って裸の必要ありますか?
前から思ってたんですけど、
別に裸じゃなくてもイイんじゃないかと思いましてね。
まわしをしてるったって、
デリケートゾーンを隠すためのモザイクと
ほとんど変わらないじゃないですか。
それに相撲を知らない人に説明しようとすると、
まず裸のふたりから説明しないとイケないでしょ?
身につけてるものは一本の幅広な紐ですよ。
その紐を股間に通し、腰に回し
もうこの時点でSM臭プンプンするじゃないですか。
説明する方も若干伏し目がちになるって話ですよ。
しかもその後はお互いが激しく絡み合って、
ただ唯一身につけたまわしをつかみ合い、
前後左右に揺すったり、持ち上げてみたり、
マニアックなプレイにも程があるじゃないですか。
と言うかそれ以前に

見た目がいちいち卑猥だと思うんです。



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