2015年08月05日
エリーゼのために

知り合いが平成生まれだと聞いて
軽くうなだれました。
とてもじゃないけどご両親の年齢を
聞く勇気はなかったです。
そこのお姉さん、
僕のことをヘタレと思ったでしょ?
だったらヘタレと罵ればイイじゃない!
むしろご褒美だわ!(ご褒美?)
piamasaです。こんにちは。
クライアントがやっと重い腰を上げ
約1ヶ月のブランクを経て
ようやくテストする気になったようです。
ちらほらバグレポートも来て
もっと早くテストしろやボケェ!
と内心毒吐きつつも、
冷静に且つ穏やかに仕事をしようと思いましてね。
作業用BGMをYouTubeで探したら
『ベートーヴェン名曲セレクション』なるものを発見!
早速再生して見たんですが、この動画

8時間9分もあるんですよ。
そ、そんなにぼかぁ頑張れないなー。
8時間も仕事したら死んじゃうよー。(つд⊂)エーン
とは言え早速再生して、
初っ端流れてきた「エリーゼのために」で
そういえば、と思い出しました。
アレはゲーセンでバイトしてた頃の話です。
毎月バイト代が出る度に
ベートーヴェンのCDを買うのを楽しみにしてた僕は、
ある日行きつけの富士屋レコードで見つけた
ウラディーミル・アシュケナージ演奏の
『エリーゼのために』と言うピアノ曲集を買いました。
生憎その日はバイトだったので、
バイト先に持って行き、まだシフトには早かったので
空いてるゲーム台でパッケージを眺め、
ライナーノーツ読みながらニヤニヤしてました。
そしたら同級生が入ってきましてね。
その中のひとりが僕からCDを取り上げると
突然笑い出したんです。
「なんこのCD?!エリーゼのためにと!」
「オトコのクセにナニ聴きよっとや!」
「エリーゼとエリーゼ!」
人がナニを聴こうが勝手じゃないですか。
誰にも迷惑なんてかけてないんだから。
それにやっと親に頼らず
少ないながらも自分の稼いだ金で
好きなモノを買うことができるようになったんですよ。
誰がナニを買おうがお前たちには関係ない。
大体親から貰った小遣いをパチンコに突っ込んで
負けたとヘラヘラ笑ってるオマエラと違って、
オレはこのCD一枚買うのに、
どれだけ頑張ってるのかわかってるのかと。
学費などで出来るだけ負担が軽くなるようにと
毎日必死に深夜までバイトして、
それでも折角行かせてくれた学校だからと
勉強も疎かにならないようにと努力してたオレを
オマエラに笑う資格はない!
それなのに相変わらず笑いながら
バカにしてきます。
「田舎やから最新の音楽が届いてねっちゃね?」
「テレビの電波届いちょったっけ?」
「今度オレがイマドキのCD貸しちゃるわ」
「演歌じゃねえぞ、ロックよロック。わかるか?ロック」
「ていうか、何のために、こんなCD買った?」
何のために ・・?
なんか根本から否定された気になった僕は、
とうとうキレました。
「エリーゼのために決まってるやろ!」

びっくりするくらい引かれたんですけど。
アレってそういう前フリじゃなかったんですか?
写真サイト Ms-PhotoLife /反イマドキSNS imacoco! /Facebookだよん


