日々是好日

人は言う。

”小さな幸せを積み重ねて大きな幸せにする”

本当にそうだろうか。

小さな幸せをこつこつ積み重ね、大きな頂きになった時、
果たしてそれで人は満足するのだろうか。
いや・・・残念ながら、俺にはそうは思えない。
その白く霞んだ頂きが例え見えなくなったとしても、
それでも人は必死に上を見ようとするはずだ。
人はそれほどに欲深い。

これは不幸にも言える。
不幸が続き、暗く沈んだ底が見えなくなってたとしても、
さらに続いているであろう深い終点に安息を求め、目をこらすことになる。
人とは愚かなものだ。

心当たりのあるものは一度立ち止まってみる事をすすめる。
そうすれば今まで見えていなかったものが見えてくるはずだ。
目の前にどれ程素晴らしい景色が広がっているのか。
そして感動に身を震わすが良い。
草花や動物たちがどれ程までに人を癒してくれるか。
分かっていたはずだ。見るべき場所は上や下ではない。
すぐ目の前にあったのだ。進むべき道は前にしかない。

だから積み重ねたり、底に目をこらすのは、もうやめにしないか。
受け止め、噛みしめたら、その度に一つ一つを”リセット”するのだ。
そうすれば、幸も不幸も真っ直ぐに受け止められるはずだ。











取り敢えず














猫の糞を踏んだことはリセットさせて頂きたい。　※画像はイメージです。